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第五回 「修羅の門」
shuramon
作者 川原正敏
連載 月刊マガジン(講談社)
1〜31巻(休載中)

第五回も当時の友人から教えてもらって読み始めた漫画として、「修羅の門」を紹介したいと思います。 格闘モノではありますが、これがなかなか面白い。
単に格闘モノということなかれ。
陸奥圓明流と言われる、人殺しの技を駆使する陸奥九十九が地上最強であることを証明するために時代の闇に ここでは特に1〜10巻について語ることにしよう。 というのも、1〜10巻に収録されている第一部、第二部がある意味ピークだったような気がするからだ。
決して、ボクシング編である第三部、ヴァ−リ・トゥ−ド編である第四部が作品として悪いわけではないが、 第二部のまま完結したとしても、作品として成立するし、また終わり方としてもベターだったと思うからだ。
それほどまでに強烈な印象を与えた第二部であるが、第二部は異種格闘技である。
陸奥圓明流が地上最強であることを示すために神武館空手に挑み、見事に四鬼竜を打ち破る九十九であるが、 その真の目的は自分の代で圓明流を終わらせることであった。 そのため他の流派や競技の超一流の選手と拳を交えることになるわけである。 そのきっかけを作ったのが神武館空手 館長の龍造寺徹心なのがなんとも熱い。
九十九は自らトーナメントで猛者たちと試合をする道を選ぶ。これも熱い。 キックボクシングの竹海直人、シュートボクシングの羽山悟、プロレスの飛田高明、鬼道館空手No.1の片山右京・・・
彼らと力を出し切り闘う姿は印象的である。時に死線を歩むような危険な技を受けたり、また所々にみせる 陸奥圓明流の華麗かつ凄惨な技。くらったら即死とも言える技であるが、華麗であるためか人殺しの技とは思えなくなってくる。
決勝の相手が、陸奥圓明流から分かれた宗家の不破圓明流であるのがなんとも言えない。 九十九にみられる人の温もりが全く感じられない不破北斗。 準決勝で龍造寺徹心にあっさりと勝利するあたりからして、かなりの実力者であることは確かなのだが、 加えて冷酷さがあるためか、人殺しの技を繰り出していると言うのが伝わってくる。
例えるならば、九十九が真剣であるのに対し、北斗はマシンガンのような感じである。 お互いが圓明流という人殺しの技の使い手であるために、一歩間違えば死が待っているような闘いであったが、 一部本家 対 宗家、九十九 対 北斗のような流派としてのプライド、個人のプライドが複雑に絡みつつ試合が進んでいく。
九十九は不破圓明流にしかないという「神威」なる技で一度死の淵に立たされるが、徹心の孫 舞子により再び北斗の前に立ちはだかる。 最後は「四門・朱雀」を繰り出した九十九により、北斗は死亡するという結果になるが、見るもの全てを魅了した九十九には歓声が起こるのでした。

私が第二部で一番だと思うのは片山右京でしょう。
陸奥圓明流 奥義「龍破」を破る天才的な格闘センスといい、菩薩掌なる必殺技を持っていたり、華麗であると言うのがピッタリはまる。 彼こそ真の天才であると思ってしまいますね。早く天才対決(海堂晃 対 片山右京)を見たい!!
それぞれに印象に残るキャラクターと技がたくさん出てきますので、皆さんも是非一読していただきお気に入りを見つけてもらいたいです。
現在休載中となっている本作であるが、本当に休載なのだろうかと不安になってしまう。 すでに完結してしまったと思っている方々もいるのではないか。川原先生、本当のところはどうなのよ。
たまに修羅の刻を描いているみたいですが、修羅の刻は時代劇が好きな方はたまらない(私は非常にたまらない)と思うし、 世界観とか陸奥圓明流の歴史とかわかるのでいいのだけど、やっぱり本筋の続きを読みたいと思ったりします。
個人サイトであるが、かなり充実している内容を誇る修羅の門のサイトをみつけたのでご紹介。

修羅しゅしゅしゅ!

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